10月に「名医のTHE太鼓判」で高血圧の改善に効果があると紹介された紅麹。
紅麹って聞いたことないって人も多いですよね、甘酒の原料である米麹の方が聞いたことがある人が多いかもしれません。
今回は紅麹とは何か、また有効成分と効果についてご紹介します。
そもそも紅麹ってなに?
紅麹とは麹の一種です。
よく見る麹は白や黄色ですが、紅麹は紅麹菌を発酵させて赤色になることから紅麹と呼ばれています。
国内での使用はもちろん中国のお酒である紹興酒を作る際や、漢方の生薬として親しまれています。
紅麹に含まれるGABAが血圧を抑えてくれる
紅麹にはGABAという成分が含まれており、GABAには血圧上昇を抑えてくれる機能があります。
そもそもGABAとはγ-アミノ酪酸と呼ばれるアミノ酸の一種で機能性食品です。
野菜などにもGABAの成分は含まれているのですが、紅麹は番組内ではキャベツの3倍・玉ねぎの19倍の量と、野菜などと比べてもGABAの含有量が多いのです。
GABAには、高血圧の改善と血圧の安定の他にもストレスを低減する機能や肥満の防止、腎臓や肝臓の機能改善という効果があります。
中国の文献でも紅麹には
消化を助け、血の巡りをよくする。
内臓を強くし、胃を爽快にする。
という記述があり、効果が実証される前からそういった効果が知られていたのが伺えますね。
また紅麹にはGABAの他にも、モナコリンという有効成分が含まれています。
モナコリンにはLDLコレステロールを減少させる働きがあるといわれており、GABAの血圧を抑えて安定させる効果とあわせて、結果高血圧の緩やかな改善が促されるのです。
紅麹を含んだ食品には他にも
紅麹というと先程上げた「紹興酒」や、沖縄の「豆腐よう」という発酵食品の材料として使用されています。
他にも番組で作り方が紹介されていた紅麹甘酒や紅麹の粉末、豆腐ようと同じく沖縄の特産品として知られるもろみ酢に、紅麹を混ぜた紅麹もろみ酢があります。
紅麹もろみ酢|琉球もろみ酢ショップGAIA
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粉末はお米を炊くときなどいろいろな料理に使えますし、もろみ酢もスムージーやドレッシングに混ぜることで、もろみ酢のクセを気にせず飲むことができます。
高血圧が最近気になって…という方がいたら、一度紅麹が入った食品を試してみてもいいですね。